テガミバチ

September 22, 2014

「 SE - 1471 」

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カラーのフィニッシュはデジタルですが、活版の白黒原稿は完全アナログの我スタジオ。
仕事場には「スクリーントーン棚」がでかいスペースを取っております。

「仕上げ」と呼ばれる最後の工程、紙の原稿に「スクリーントーン」というシール状の画材を張り、カッターで切り、削って加工等します。
それは漫画表現に不可欠な効果となり、画面の明暗を整える大事なツール。


80年代半ばは、上條さん萩原さんを筆頭にトーンの新しい使い方が作家から次々と提案された時代です。
「ヨシオ」の頃、僕も滅茶苦茶張って重ねて削って、少しでも新しいものをと模索していました。
あの頃はどのメーカーのトーンも高価で、レトラなど1枚700円位だったかな? 毎月の原稿料、数万円がトーン代に消えていきました。まとめて発注して10万オーバーとか普通だった。
あの頃に比べると、今は本当に安価で使いやすくなったと思います。

そんな時代に「DELETER」というメーカーが革新的なトーンを次々と生み出してました。
僕も、僕の周りの漫画家達もびっくりして、本番で使うかどうか分からないパターンのトーンでも「とにかく貼ってみたい!」(笑)って、飛びついていた。

「DELETER」さんは今年で30周年!(おめでとうございます)となる画材メーカー。
実は「テガミバチ」の作画でも、絶対に欠かせないトーンがあります。


それが、「SE-1097」。

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少しモヤのかかったグラデーションに、星のような白い点々の抜き。
漫画の世界観ともビッタリとマッチしていて、手にした瞬間に歓喜した一枚。

「テガミバチ」をよく見てくれたら、ページ1枚に1カ所は張ってあるよ?っていうくらい。
「SE-1097」を全世界で一番使っているのは間違いなく、この僕です(笑)。




去年の冬、DELETERの社長である金子一郎さんとお話しさせて頂く機会がありました。



それがきっかけとなり、

今年、新たなスクリーントーンを僕が「監修」させて頂くことに!なりました。



これが、その完成品・・・



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DELETER SCREEN 「 SE - 1471 」!


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ハズカシながら監修クレジット入り。今月9月からすでに発売中です。
しかし、こんな「トーン」あったらいいな!…とか、ひと昔前の漫画描く者にはドラえもんの道具レベルの話だったと思うんだ…。
金子社長、DELETERの皆さん、ありがとうございます。

今回のことに限らず、メーカーさんの努力にはいつも頭が下がる思いです。
僕らが仕事出来るのは、まず道具あってのことだから。

文房具屋・画材屋で、100円のシャーペンでも、これで描いたらもっと上手く描けるかも…、って思えてしまうワクワク?
長いことやっていてもそれが薄まる事は無いんですよね。新しい道具には、未来への不思議な力があります。


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世界72カ国で販売されるという「 SE - 1471 」。

グラデの中に濃淡があり、明暗を調整すると共に、削りボカシしなくても貼るだけで画面の雰囲気を整えられるスクリーントーンです。
皆さん、ぜひ試してみて下さい。



「SE-1471」、僕もアホほど使います。

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DELETER
http://www.deleter.jp/

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September 05, 2014

イタダキモノたち

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今頃ですが、東京でのサイン会で頂いたモノたち。
本当に素敵な手紙やイラスト、ありがとうございます。涙。


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アルコール関係は全て瞬殺しました(笑)。美味しゅうございました。


東京、パラボリカさんでのサイン会で一番目に並んでくれた男子が作ってくれたラグ人形。

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最新18巻に出てくる、シルベットが作ったやつ‥‥‥。
ハンパないクオリティ!で再現してくれました。遠方から来てくれた彼。本当にありがとうね。
大切にします。


皆さんと、また会える機会がありますように。



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August 08, 2014

18巻ピンナップ

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表紙とは真逆な雰囲気の18巻ピンナップ。
第七十九話。現実感ありありながら、ニッチもいないのでこの時のラグの心象風景なのだろう、、、という一枚。


歯のアレに重ねてヒドイ夏風邪にやられてます。相変わらずウチの3才から回ってきたすごいやつ。焼けるような喉…咳が止まらない〜




「まんがSTYLE」[赤鮫が行く‼︎]第6回 漫画家『浅田弘幸』インタビュー
http://manga-style.jp/press/?p=15035

柔術家でありながら、自身のサイトで漫画家達のインタビューをアップしている近藤哲也さん。
インタビューが「まんがSTYLE」にて公開されています。デビューから今の「テガミバチ」「PEZ」まで。
古いファンの方には重複するエピソードも多々ありますが、よかったら最後まで読んで下さい。

近藤さんの朗らかな人柄と、カットされてますが格闘系の(本当に書けない…)裏話をたっぷり聞かせて頂いて、格闘ファンの自分は仕事抜きで楽しませて頂きました。
近藤さん、また、ぜひ飲みましょう。



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August 04, 2014

テガミバチ18巻

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お待たせしました。ジャンプスクエア9月号と共に本日4日発売です。

「テガミバチ」単行本の表紙は第一巻から、その巻収録の幾つかのシーンをレイアウトした構成にしてきました。
今回、それがあまりピンとこなくて…、初めて一枚絵の表紙となりました。

ひとつの区切りとなる巻…ということ、かもしれません。

細々した裏話は、また折をみてここで。




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August 02, 2014

テガミ18巻と「PEZ」刊行記念イベント参加御礼企画

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テガミバチ18巻、4日(月)発売です。もうちょっと。

上がってきたサンプル読み返して、反省したり、反省したり、反省したり……って、反省ばっかりやん(笑)。
この仕事、何十年やっててもそんなことの繰り返しです。


時を同じくして、「PEZ」公式より…

「色々イベントに参加出来なかったり、買いそびれてしまった方に最後のチャンス!! 弊社通販ワニストック限定でパラボリカ・ビスさんで最後に展示してそのままストック状態だった原画を個展での展示販売価格と同額で送料無料で販売、3点ともラフネーム、カラー出力原画、小冊子をおまけにプレゼントします!!」
http://www.wani.com/special/pez/events.html


個展で初めて販売して、あっという間に売れてしまった下絵とラフ達。
(ありがとうございます。あの子たち元気にしてるかな…)
今回のも当然ですが、この世に二つとない一点ものです。
テガミバチ18巻の発売日4日から、11日までの受付になるみたい。よかったら。

ワニストックでは、ひっそりと3種類の「高品位出力原画プリマグラフィ」も販売中です。
全てにエディションナンバーと直筆サインが入ります。数量に限りがあるので、興味がある方はこちらもお早めに‥‥。
http://stock.wani.com/


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July 26, 2014

JUMP SHOP 10周年おめでとうございます

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その記念に描かせて頂いた色紙です。
おめでと〜 JUMP SHOP!

そして、どの店舗で、いつ飾られるのか…は、知りません(笑)。ごめんなさい。

JUMP SHOP
http://www.shonenjump.com/j/jumpshop/




10年近く前に治療して神経取ったはずの奥歯。
原稿中は避けたかったけど…結局、抜歯しました。

でも、あれ? 隣のも激痛? 嘘〜…こっちも?
発熱付き。もうイヤ…。


さらに鎮痛剤を重ねつつ机に向かいます。負けねーぞ〜(すでに連日負け越してる…)。

こんなことあるんだね。皆さんもお気をつけて・・・。


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July 21, 2014

試練の七月

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創作に没頭する時間ならいくらあっても嬉しいものですが、関係のないマシントラブルなどは気がそがれるばかりで良いこと全くないですね。
(明らかに… 3才の仕業もありますが…)

18巻のカバー関係、創作とは関係のない不毛な時ばかりが延々過ぎてしまって、色々もったいなかった。

と同時に、この十日間は怒濤の歯痛攻撃……。

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神経のない奥歯の激痛と戦う日々です。これもまた厄介な感じ。
忙しいので抗生物質と鎮痛剤で何とか乗り切れないかと…。

でも3時間で切れる鎮痛剤。耐えきれず常用し過ぎてマズいノリ。原稿明けまでいけるかな。


そんなドあほな苦労関係なく、楽しんで頂きたい「テガミバチ18巻」。8月4日発売予定!
17巻同様、ちょっとページ厚くなりそうです。宜しくね。




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予約は7月22日まで! 浅田弘幸×ナタリーストア「PEZ」グッズ

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June 19, 2014

小林治「ONE NIGHT CITY」

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オサムちゃんこと小林治さんの希少な単行本が復刊ドットコムさんから甦りました。嬉しい限りです。
僕もイラスト一筆描かせてもらって、オビ頂いちゃいました。
ゲストの皆さん(凄いメンツ…)、文章もたっぷりで。僕は絵がでかくて入らなかったので、ここでこっそりと。

僕が十代の時に触れた、早川文庫、スターログ、SFマガジン……。
そして「ブレードランナー」からの時代。MSX2で「スナッチャー」に夢中になった頃。
SFにダンディズムが不可欠だった時代に描かれた作品群です。

当時、治さんの作品を見て「日本人?」って思った方は多いと思うんですよ。どれだけ最先端で、異質だったか。
いや、今もか。こんな人そうそう出てこないだろうなあ。
全部は知らなかったので、あらためて読ませてもらって…、いやあ…ヤバいなこれ。忘れていた「好きな感じ」が甦る。

僕が治さんと初めて会ったのは、もう15年位前。
村田蓮璽さんが責任編集した「FLAT」という本の打ち上げでした。
治さんは僕を浅田寅ヲさんと間違えて話しかけてくれてたみたい(笑)。
でもあとで、「さっきはごめんね。浅田さんのこと知らなかったけど、本見直してみたらスゲー好みだった!」って、わざわざ言いに来てくれて。
年上で、キャリア的に偉そうにしてても良い人なのに、優しい人なんですよ。

「オサムちゃんのフランクさ具合って…」って、飲み友達の小林常夫さんもよく言ってますが、そんな意味でも、日本人離れしたとこがあるのかも。

アニメ業界でも超貴重な人ですが、漫画描き続けてたらどうなってたんだろう?


復刊ドットコム ONE NIGHT CITY -小林治ART WORKS
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68322733



小林常夫さんが演出してくれた、テガミバチのアニメ2期エンディング。
そのラストに治さんが描いてくれた一枚絵。

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June 17, 2014

Tokyo Otaku Mode

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Tokyo Otaku Mode のインタビュー、公開されています。

デビュー前のことから「I'll ‐アイル‐ 」「テガミバチ」「PEZ」まで。色々語っています。
英語なので僕読めないけど(笑)。

仕事場の写真も満載です。よかったら覗いてみてね。

Interview: Manga Artist and Illustrator Hiroyuki Asada [1/2]

Interview: Manga Artist and Illustrator Hiroyuki Asada [2/2]

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June 11, 2014

末永く!

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我が家のリビングに飾られてる写真。
子が1才半の時、沢城みゆきさんと藤村歩さんがうちに遊びに来てくれた時に撮ったもの。
爆走する1才半を追いかけるシーン。みんなが笑ってて、僕のお気に入りの一枚です。

沢城みゆきさんの入籍報告がネットでもニュースになりましたね。
実は発表前に、沢城さんから教えて頂いていた我が家です。
あ、本名はもう沢城さんじゃないのだった。

これで公に言える。ご結婚おめでとうございます!


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沢城さんつながりで。
7月スタートする、アニメファン2,480人が選んだ今夏期待するアニメ第1位、という「ソードアート・オンラインII」。沢城さんはシノン役で出演される予定です。

そして、そのコミカライズは月ジャン最後の盟友、山田孝太郎くんが手掛けています。
献本してくれたのに、丁度忙しくて紹介出来ないまま今日です。ほんとごめん。
相変わらず美麗な作画ですよね。彼のデジタル仕上げ…僕にはPhotoshopをどうすればそうなるのか、さっぱり(笑)分かりません。
山田くんの漫画、WEBで読めます。こちらから。

沢城さんつながり、身近でもう一つ。
先日までお世話になったパラボリカ・ビスさんでは『ローゼンメイデン展』が7月7日まで行なわれています。


我が家では、お祝いを何にするか討議中。
3才に聞いたら「キューキャンジー(チューイングキャンディ)がいいんじゃない?」だって。それおまえが食べたいだけ。


お二人とも、おめでとうございます。
これからの旅が、愛に溢れたものでありますように。

末永いお幸せをお祈りしています!

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