August 2012
August 15, 2012
August 10, 2012
『THE END OF ARCADIA』

18才からこの業界で仕事をしてきた僕にとって、
「凄い」、「尊敬」、「憧れ」を抱くのは常に年上の方々でした。
だからなのかよく分かりませんが、業界の方々と居ると何となく末っ子体質というか、
「オレは一等下で適当にやってるんで宜しくっす」的なノリがあったんですね。
(いや、雑誌では年長者となりつつある今でもそんな感じかも…)
今ではもちろん数えきれないくらい、多くの若い表現者を「はーすげ〜」って思いながら見ていますが、(僕程度の漫画家が言うのはおこがましいのは置いといて)十数年前は年下でリアルに「こいつ凄いかも」って思えた身近な人間は正直貴重な存在でした。
そんな当時、僕にとってはその筆頭に1コ下の小畑健くんとかがいた訳ですが、今回この『THE END OF ARCADIA』を発表した大塚ギチもそんな一人。
ギッチー、17年ぶりの新刊がでた。おめでとう。




アンダーセルのサイトから購入出来ます。
興味のある方は、是非。
UNDERSELL ltd.
http://www.undersell.co.jp/
★
コアデさんより、僕がパッケージを描いた缶入りクッキー、
「幻灯生音」が遂に発売となりました。
全国アニメイト等で、購入出来ます。
こちらも是非宜しくです。
August 07, 2012
暗記パン


SQ担当、Yさんから頂いた差入れ「暗記パン」(なラスク)です。
藤子・F・不二雄ミュージアムのお土産。いいなあ。行きたいな。
すぐにアシ君と完食しちゃったので、写真は残りの一枚のみ(笑)っていう。
みんな、かけ算憶えま食ったな。

藤子不二雄・両先生はどの世代にとっても神様ですよね。
F先生の「大長編」、今読んでもヤバいのは当然として、
「SF短編集」は小学生の時、子供心にも隠した爪の鋭さを感じる作品群でした。
ジャンボ鶴田(or 坂口 征二)は本気出したら実は最強なんじゃねえ?的な。
触発されて沢山の漫画(もどき)を描きました…。
A先生とは、幸運な事にSQの新年会で何度かご一緒させて頂いて、お話を伺う機会にも恵まれました。
ていうか今も、何より同じ誌面に居られる事が、正直夢のようなんだけど。

「藤子不二雄Ⓐミュージアム」建設の際には、トキワ荘の再現を全力でお願いしたい所存なのです。
August 04, 2012
「成程」とジャンプSQ.9月号

平方イコルスンさんの初単行本「成程」(白泉社)にカラーイラスト寄稿しました。
そこにも書きましたが、この人
こっそり稀に見る逸材だと思うのです。
好きだなあ。売れますように。
平方さん初単行本おめでとうございます。彼を発掘した白泉社のIさんお見事。

イラストは本の最後に挟まってるオマケです。何気に豪華メンツ。
★

先日はジャンプスクエアの新編集長はじめ編集部の方々と会食。
初めて気分の神楽坂は雰囲気バリバリでお店も超素敵。楽しいお酒を飲ませて頂きました。
美味しかったなー。
そして新体制となったジャンプスクエア9月号、本日発売です。
ラグのアレはノワールのアレかもでアレをアレしないとアレなのだった。そしてついにザジのアレが‥‥‥‥?
‥‥ぜひ‥‥‥‥。
August 02, 2012
哲学は歌え

第一歌集「Starving Stargazer」のカバーを描かせてもらった中島裕介さんから、
角川学芸出版からの新刊「もしニーチェが短歌を詠んだら」を頂きました。
ニーチェの思想を、中島さんのセンスで短歌定型に収めた書。
取っ付き辛いであろうニーチェや短歌を身近に感じさせてくれる、金言集的に楽しめる一冊に仕上がっています。
ぱらぱらと拾い読みしても楽しい。
読み込めば、中島さんの持つ世界の深い味わいが現れます。
ぱっと見、気に入った一句。
『目に見える敵がたいてい必要だ 突撃して行く怖がり屋には』
「戦ってることを周りの人にもわかってもらいたい臆病者の心理」との解説。
そうそう。ほんとほんと(笑)。
でも大抵、戦ってる事にすら誰にも気付いてもらえないんだ。悲しい(笑)。
「Starving Stargazer」カバーの記事
http://www.asadahiroyuki.com/archives/51367047.html
中島裕介 HP
http://d.hatena.ne.jp/theart/
August 01, 2012
二つの花火

砂浜が狭い神奈川県の逗子。
花火大会は安全面を考えて、二ヶ月前倒しをして6月2日に開催されました。
この日はジャケット着ている人も多くて、何だか不思議な光景だった。
抱っこ紐で息子も初の花火体験をしました。
ここ何年かの逗子の花火は、フィナーレのこれでもかっていう怒濤の畳み掛けが圧巻らしいのですが……うん。本当本当。
伝説巨人イデオンの「カミューラ・ランバン・アタック」みたい(古いか)でした。凄かった。
you tube 2012 逗子海岸花火大会 完全ノーカットフィナーレ映像
http://www.youtube.com/watch?v=iKBiQ8gQAjA
先月末、地元の鎌倉花火大会は、原稿終盤の厳しい中…。
でも去年は自粛による中止だったので、今年こそ…と、頑張ってスタッフ達と行ってきました。
夕暮れの一発は、テガミバチのカラーな味わい。こんな色、良く塗ってる気がした(笑)。


鎌倉の十八番は水中花火。半円が海面に写り込みます。粋。
★
ギリギリ無事(?)原稿が上がったら、スタッフと海の家で打ち上げへ。

例年通り、夏休みなんて微塵もないこの家業。
近くに海があるおかげで大分救われている気がします。