March 25, 2016

漫画 × ロック

浦沢直樹先生から始まり、上條淳士先生からバトンを渡された「漫画×ロック」イベント。
僕の憧れ…、あの「ザ・ストリートスライダーズ」のベーシスト・市川”James”洋二さんとのトーク&ミニライブ……もちろん僕はトークだけです(笑)。
進行役はベース・マガジン編集長の近藤隆久さん。

スライダーズを知らない世代の方も大歓迎です。自分が出来るのは、いちファンとして話す事くらいですが、微力ながらスライダーズがどんだけ格好良かったか!を聴いてこなかった方にも伝えることが出来たらなあ…と。
そして、漫画とロックにおける「心と魂を込める瞬間」とは……。

ただ今開催中の原画展が全て終了してからの5月と少し先のお知らせですが、すでに申し込みが始まっています。ぜひお早めに。。。

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〈市川”JAMES”洋二Presents〉浅田弘幸(漫画家)×市川”JAMES”洋二(元ストリートスライダーズ ベーシスト)トーク&ミニライブ 漫画×ロック 〜心と魂を込める瞬間

開催日時:2016年5月22日(日) 15時00分〜(開場14時15分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:参加費2,000円(前売りなし・要予約)

お申し込みはこちらから
http://www.tokyodo-web.co.jp/blog/?p=10640

元The Street Slidersのベーシスト市川”James”洋二が、漫画家をゲストに招いて行う
《トーク&ミニライブ》
第三弾となる今回は、『I’ll』『テガミバチ』等で幅広い年代層に抜群の人気を誇り、
イラストレーターとしても活躍する漫画家“浅田弘幸”が登場!
 1986年に漫画家としてデビューし、1990年代”ザ・ストリートスライダーズ”に出会い「様々な影響を受け現在に至るまでリスペクトし続けているバンドである」と語る浅田弘幸。
漫画家、イラストレーターとして創作活動を続ける中で”ザ・ストリートスライダーズ”というバンドから、浅田弘幸が感じたモノは何か?リスペクトし続ける理由とは?受け手を意識しながらも独自の世界観を崩さず、繊細かつスタイリッシュと形容されるビジュアルだけでなく、伝えるべき言葉を慎重に選び、作品の表にも裏にも丁寧に「心(ココロ)を込める」浅田弘幸。 
 詞を中心に、歌を活かすためのシンプルなプレイスタイルを信条にしながらも、けっして埋もれないフレーズを注意深く選び、楽曲アンサンブルに「魂を込めていく」市川”James”洋二。
今回、その二人が「心(ココロ)と魂を込める瞬間」を語り合う。昨年、2006年から長期連載を続けた「テガミバチ」が完結。その記念に行われる、『「テガミバチ」完結記念&浅田弘幸画業30th記念原画展』《日時:2016/3/18〜4/24 場所:東京神田「スペースカイマン」 (https://www.wani.com/common/info/)》。この二つの大きな出来事の後で行われる今回のイベント。
今後の活動が期待される浅田弘幸が何を語るのか…
 
そして前回、「安心感タップリ、このイベントに欠かせない頼もしい存在」とホスト役の
市川”James”洋二からのレギュラー参加打診の呼び掛けに応えた近藤隆久編集長が、今回も編集者としての視点を活かした進行役としてゲスト参加する。

出演者:浅田弘幸(漫画家)、市川”JAMES”洋二(ベーシスト)
ゲスト・進行役:近藤隆久(ベース・マガジン編集長)
サポートギター:鈴木大樹


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浅田弘幸(あさだひろゆき)

漫画家。
1968年神奈川県横浜市生まれ。小谷憲一のアシスタントを経て、1986年月刊少年ジャンプオリジナル9月増刊号(集英社)にて「幽界へ…」でデビュー。以降は月刊少年ジャンプ(集英社)での活動をメインに、「眠兎」「BADだねヨシオくん!」などを発表した。1996年から同誌にて、バスケットボールを題材にした「I’ll」を連載。叙情的な展開とスタイリッシュな描画が広い層に受け入れられヒット作になり、2002年にはアニメ化された。連載終了後、2006年に「テガミバチ」を連載開始、2007年にはジャンプスクエア(集英社)に移籍した。2015年11月「テガミバチ」連載終了。完結記念と
自身の画業30周年と合わせた『「テガミバチ」完結記念&浅田弘幸画業30th記念原画展』を東京神田にあるギャラリー「スペースカイマン」にて開催(3/18〜4/24)。 イラストレーターとしても活動が盛んで、筋肉少女帯のCDジャケットや中原中也詩集の表紙を手掛けている。


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市川洋二(いちかわようじ)

ベーシスト。
1959年東京生まれ。1983年”ザ・ストリートスライダーズ“でエピックソニーよりデビュー。
2000年“ザ・ストリートスライダーズ”解散後、ソロ活動に入る。
その、ストリートスライダーズ時代に高い評価を受けた「ひたすらグルーヴ感を追求し、バンドアンサンブルを支える事に徹したプレイスタイル」は、ソロとなった現在もファンや共演者からの信頼が厚い。
現在、バンドサポート・アーティストプロデュースを続けながら、2015年11月には自身初となる「ソロライブDVD」を発売するなど、ソロ活動も精力的に継続中。
*過去の主なサポートバンド・アーティスト・・・HARRY・ZIGGY・カジノドライブ・森重樹一・ダイヤモンド☆ユカイ・小暮“shake”武彦ほか


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                    Photo:菊池英二
近藤隆久(こんどうたかひさ)

ベース・マガジン編集長。
1975年8月16日生まれ、大阪府出身。2000年にリットーミュージックに入社、紆余曲折を経て2005年にベース・マガジン編集部に配属、編集者として活動する。2013年に副編集長、2014年から現職。亀田誠治が主催する「亀田杯ベース選手権大会」では審査員として参加するほか、「ベースの日実行委員会」のメンバーとして動くなど、ベース・シーンを盛り上げるための活動に尽力している。

March 18, 2016

「テガミバチ」完結&画業30周年記念 浅田弘幸原画展

溜まってるイラスト仕事と風邪連発の家の中でバタバタと日々過ぎていく中、
1月は「テガミバチ」最終巻発売から池袋三省堂本店さんでのサイン会。
そして2月14日に阿佐ヶ谷ロフトAでトークイベントがありました。

どちらもファンの皆さんとの濃密な時間。
サイン会では短いながらも一人一人の方と話せて本当に嬉しかった。
そしてバレンタインデー、阿佐ヶ谷ロフトA(ビール飲みながらの)トークイベント。楽しかったなあ。こんな(ビール飲みながらの)イベントはじめて。
(ビール飲みながらの)担当さん達やアシ君達、そしてゲストのコバヤシオサム監督、なにより来て頂いた皆さんがあったかくて…。

そして本日、3月18日(金)から、東京中央区日本橋のギャラリー「space caiman」で『テガミバチ』完&画業30周年記念 浅田弘幸 原画展がスタートします。
入場無料で「テガミバチ」メインの第一期が3月18日から4月4日まで。「アイル」や「蓮華」「眠兎」「ヨシオ」等がメインの第二期が4月8日から4月25日まで。

ラフや原画の販売に、PEZからの担当福嶋さんと詰めに詰めたグッズのライナップ&クォリティも半端なし。
ギャラリーはもちろん、イタリアンのコラボメニューまでも全力。
ジギーのコーヒーからステーキのステーキ(笑)まで、楽しめる要素も全開です。
(展示内容やグッズの販売時期、メニュー等、詳細は特設サイトやTwitterで確認してね)

ひと月以上の長いイベントなので、遠方の方も何とか都合をつけて来て頂けたらと願ってます。
だって…この先、ここまで出来る原画展イベントは中々ないだろうから。

僕も出来る限り在廊します。
(イラスト仕事残りまくってるから…1Fレストランの一席を確保して仕事しないと…あかん…かも……)


半端ない枚数の原画を展示する第一期は「テガミバチ」と「PEZ」です。
ぜひ、アンバーグラウンドの世界に迷い込んで下さい。


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space caiman 浅田弘幸原画展 特設HP
http://www.wani.com/special/asada_tegami/

コミックナタリー「テガミバチ」完結&画業30周年記念!浅田弘幸の大規模原画展が日本橋で

March 15, 2016

季刊 エス VOL.53 2016 Spring

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季刊 エス VOL.53 2016 Spring 特集『男子たちよ “AUX HOMMES”』
http://s-ss-s.com/s/current-number/

『エス』の『テガミバチ』完結記念特集、本日3月15発売です。
インタビュー、表紙絵とそのメイキングも掲載して頂いています。

アナログ線画の撮影と、Photoshop作業時に数分に一度、自動で写真を撮るアプリを入れての表紙絵を描くメイキング。
その後、数時間に及ぶ電話での過程説明が中々大変でした。いかに自分がセオリー通りに作業していないかということが浮き彫りに(笑)。ご迷惑おかけしました。
インタビューは、トークイベントの時…とまでは言えませんが、最終回に関しても赤裸々に語っています。

18日から日本橋の画廊 space caimanでスタートする『浅田弘幸原画展』。
「テガミバチ」がメインとなる第一期、「エス」に目を通してから足を運んで頂けたら、より楽しめるかと。ぜひご覧下さい。


原画展を控えて、イラスト仕事と相まって半端ないテンパり具合です。
宣伝する余裕もないくらい(だめじゃん…)。

多くの方に楽しんでもらえるように、スタッフ共々、精一杯準備しています。
ってもうあと数日? あれもこれも終わってないよ…。ひえー。


浅田弘幸原画展特設サイト
http://www.wani.com/special/asada_tegami/

January 05, 2016

テガミバチ最終20巻

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1月4日「テガミバチ」最終巻となる、第20巻が発売となりました。

これにて、旅の終わり…終着駅となります。
長い時を共に…最後まで読んで頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

カバーは、もっと楽しく賑やかにしたかった。最後っぽく(笑)。
でも、いざ描こうとすると、そんな絵は全然出てこなくて。
ずいぶん抵抗した末…あきらめて自然と出てきたイメージを誠実に仕上げました。
描き足しもそんな感じ。
補足したのは、エピソードというより・・・(確かめてね)。

テガミバチの世界は「こころ」が全て。
その中で「光」「闇」「仕事」…大事ないくつかのワードがあります。
ラグは幸福なのか不幸だったのか……読んで下さる方自身の「今」で感じ方も変わるでしょう。時を経てまた確かめてもらえたら嬉しいです。


大風邪にやられ、熱でフラフラしながらの単行本作業、
身体も心も(何より時間が…)本当ギリギリ。

居残りスタッフくん数人と、単行本の担当藤原さん、デザイナーの世綺さんも最後の最後まで一切、手を抜く事なく付き合ってくれました。
「テガミバチ」に関わって頂いた全ての方々に感謝しています。

なにより読んで下さった読者の皆さんに、心から。


せっかくなので20巻のオビについても少し。
キャラクター原案をやらせていただいたTVアニメプロジェクト。
今は「現代青春」もの…とだけ。暖かくなった頃にはお知らせ出来るはず。おっ楽しみに!

そして!東京のギャラリー、スペースカイマンにて
『「テガミバチ」完結記念&浅田弘幸画業30th記念原画展』開催決定!です。
3月18日から1ヶ月以上に及ぶ展示イベント。全力で原画並べます。
是非いらして下さい。待ってます。
『「テガミバチ」完結記念&浅田弘幸画業30th記念原画展』
https://www.wani.com/common/info/



A COMIC。ひとつの長い夜が明けました。
まだやれることがあるかも…という、ささやかな自分への期待はまだちょっとあります。
それがあるうちは、まだ頑張れるかな?……だといいな。

2006年に始まった少年少女大人漫画「テガミバチ」。2016年にて完結です。
君の心や目に映るものが闇に覆われそうなとき、この漫画を思い出してもらえたら嬉しい。
全ての人に「光」が届きますように。
ご愛読、本当にありがとうございました。



・・・なのですが・・・


実は今日も「テガミバチ」の絵を描いています…(笑)。
「ジャンプSQ.CROWN」にカラーポスター。22日発売予定です。見て下さい。 

旅は終わったけれど、友達だよね(笑)。あの子達とはまた会える。

打ち明け話まだまだあるので、またの機会に。
2016年。本年も宜しくお願い致します。


November 05, 2015

テガミバチ最終話

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ジャンプスクエア12月号発売しています。
そして「テガミバチ」。今号第99話で最終回となりました。

100話までやれよ!と突っ込まれそうですが、
週刊少年ジャンプに掲載されたダーウィンの特別編を入れると、ほらね。ちょうど百話になるんです。

最終話、ざっくりネーム(絵コンテ)を描いたら、60ページを超えてしまいました。
掲載ページは31枚。約半分のページが削られることになります。
はっきり言ってしまうと思い描いていたエピソードを全て収める事は出来ませんでした。

でも本来、月刊誌の作り方とはそういうもの。
ダーウィンの話も、「荒野幻灯台」も「絵テガミ」も、そうやって倍のようにあったエピソードを削って削って収めた一話なのです。

最終話は、なんというか……
エピソードはちょいと足らなかった。でも込めたかったものは全部入った。
そんな感じです。

画面まっ白くてすいません。
時間なかったのは確かですが、でも、なんかもうスクリーントーンとか貼りたくなくて。
見本誌で盟友・小畑健君の新連載の力の入れ方と比べると、ヤッベ〜!と思ったけど(笑)
最後、ここは小手先のテクニックはもう全て「いらない」というテンションだったのです。

読んでくれた皆さんのイメージで完成させてもらいたい。…という自分勝手な委ね方だったかもしれません。
コミックスではどうしようかな。直し、描き足し含めてこれから考えます。

目次コメントで作家の皆さんから労いの言葉を頂けたのも嬉しかった。
小畑健先生、助野嘉昭先生、増田こうすけ先生、佐倉ケンイチ先生、古屋兎丸先生、編集の玉田さん林さん、ツイッターからも上條淳士先生はじめ沢山の方々に声をかけて頂きました。
本当にありがとうございます。

そして、読者の皆さん、本当に……と言いたいところですが、最終巻が出るまでが連載です。
ここまでお付き合い下さった皆さん。ぜひ20巻まで見届けて下さい。

そして、僕自身画業30周年となる来年は「テガミバチ」最終巻(1月発売予定)からのサイン会、春には原画展なども企画しています。
このブログやTwitterを覗いて、是非遊びに来てくださいね…。

そんなわけで「テガミバチ」。
SQ.での連載は終了しましたが、もう少しだけ、この旅の帰り道。お付き合い頂けたら。



October 10, 2015

Dali(ダリ)

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マイキー、そしてシャーリーを亡くした寂しさに耐えきれず、先月…近所の猫シェルターに家族で寄ってしまいました。

本当は元気な「子猫」がいたら見たいね、ってつもりで伺ったんですが、妙に気になってしまったのがこのピンヒゲ男爵………

見事に「ダリ」と名付けられ(笑)、猫じゃらしにピクリともしない(笑)落ちつきっぷり。
丈夫そうなガチムチ長毛系の雑種で、ニコ子の2倍ありそうな「成猫」、「ダリ」でした。

アホぶっ飛んだ野生ベンガル娘「ニコ」をたしなめる役になってくれるかも…っていう淡い期待を抱きつつ、トライアウトをスタートさせたワケですが・・・・


これがもう、お互い半端ない拒絶っぷり。


丈夫そうな印象でしたが、くしゃみ連発。
ストレスからか、ダリは鼻風邪を引き、ニコは常に臨戦態勢で襲いかかる。
5日目くらいまでは「もう無理…。飼いたいけどゴメン。いつ帰ってもらおうか」と思っていたほど。

でも一週間を過ぎると、微妙なナアナア具合?
何とか引き取る方向で少し様子を見てみようとトライアウト期間を延長……

ダリの鼻風邪が移ってしまったようで元気がないニコ。
ある日、深夜に仕事から帰ると、ソファーで一緒に寝ていて(笑)、これはいけるかもしれない……と。

マイキー&シャリ助の時のような仲良しにはなれなくても、
熟年夫婦のような(?)関係になってくれれば……。

そうして、正式に引き取る事にしたのでした。

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キャラ立ち過ぎてて今更名前を変える意味もないかと、そのまま「ダリ」と呼んでます。
4才息子は「ダリさん」て。さん付けです。

そしてこのダリ蔵。
病院の先生に「おじさんではなくて、多分お兄さんですね」と言われたにもかかわらず老猫のようにほとんど動かず、全く遊ばず。寝たきりで起きてきませんでした。
けど、ごはんは鬼のように食べていて。どういうことなんだ……?

数週間が過ぎ、すっかり馴染むと、少しは遊ぶ姿も(たま〜にだけど)見掛けるようになりました。

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というワケで…、家族が増えました。
ニコの子猫用のご飯を盗み食いしてひと月で4.3キロから5キロに(重)肥えた成猫「ダリ」です。

お見知り置きを。。。



一方、ニコ子は避妊手術〜大暴れ傷口開きからの拘束具状態。抜糸の日まで、色々面倒掛けてくれそうだ……

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September 10, 2015

8月5日、大林宣彦監督と

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映画ナタリー/大林宣彦がマンガ家・浅田弘幸とトーク、「映画は嘘からまことを出すもの」
http://natalie.mu/eiga/news/156073
小さなweb記事ですが、僕にとっては生涯大事にしなければいけない。
映画ナタリーさん、ありがとうございます。

ひと月経った今も、あの日の事を思い出す度に夢の中にいる様な気分になります。
僕は大林宣彦という映画作家に、十代からただひたすら恋焦がれていました。監督の作る映画に、その精神に。
叶うことがないと思っていた一方的な片思いが、不意に同じ時間を過ごす機会をいただけた。

世界を代表する「ジャンプ」ブランドの売り上げレベルでいえば僕などたいした会社への貢献もなく、その意味では誇れる仕事は何一つ出来ていないのだけれど、それでも自分なりに29年間頑張ってきて良かった。素直にそう思えた日になりました。

イベントには登場していませんが、ずっと二人三脚で映画をお作りになっている奥さんでありプロデューサーの恭子さんもいらしてくださいました。
僕、監督は勿論なのですが、恭子さんの大ファンでもあるんです。
監督の大学時代の8ミリ作品「絵の中の少女」の主演女優さん……そして大林映画を追って来た方はご存知だと思いますが、全ての大林宣彦映画は恭子さんと共にあるのです。

イベントの後、控え室で監督と恭子さんと3人でお話をさせていただける時間がありました。

僕が監督に贈った絵をとても褒めていただき、「ああ、楽しかった。浅田さんありがとう」と言ってくださった。別れ際には、眠くてホテルへ戻ってしまった「息子君へ」と言って握手をしてくださいました。
5月に亡くなった大林映画仲間、小林常夫監督のDVDも進呈させてもらって…。
忘れられない時間です。

イベントの前に4才が「あの夏の日〜とんでろじいちゃん〜」の台詞「まきまきまきまき、まきましょう!」を披露すると、お二人とも笑って、監督が「まきまきまいたら、やくそくね」と続きを唱えてくださり……嬉しすぎてヤバかった。
いいなあ、息子。あとで「かんとくは、おそらをとべるんだよ!」って言ってたみたい(笑)。
うん。だな。いつまでもお元気な「とんでろかんとく」でいてくれるに違いない。
息子、今では毎日、全文嬉しそうに大声で唱えています。


イベントでは「大林節」が優しく染入るように炸裂。
監督が語られた
「人は『ありがとう』の数だけ賢くなり、『ごめんなさい』の数だけ優しくなり、『さようなら』の数だけ愛を知る」…。
この日訪れた人にもきっと心にストックされ、いつの日か自分の言葉として甦る事でしょう。
そして、それはまた必ず何処かに繋がっていくのだと思う。

10代、道に迷いがちな僕は自分が信じられる「正しさ」が欲しかった。
そして、あの時に信じたものは、今も何も変わることはありません。


貴方に恋してきて本当に良かった。


そんな日になりました。



遅くなりましたが、島田一志さん、フィルムアート社の今野さん千葉さん、紀伊國屋書店さん、PSC小中さん。

そして大林宣彦監督、恭子さん。本当にありがとうございました。
お身体、お大事にしてくださいね。「野のなななのか」ソフト化をゆっくりと待っております(もちろんメイキング付きで…)。

僕は生涯、この日を忘れる事はないでしょう。

ご来場頂いた皆さん、ありがとうございました。心から。


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August 28, 2015

Sherly(シャーリー)

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悲しい報告ばかりで申し訳ないんですが、彼の事だけ記さないわけにもいかない。

「初めまして」の挨拶をする前に、小さな愛猫が一昨日、旅立ちました。


先月、マイキーが逝ってしまって、ヘコんでいた僕らに
「よかったら子猫もらって」とブリーダーさんが声をかけてくれました。
断る理由は何もない。すぐに会いにいきますと。

「Mycroft(マイクロフト)」の弟分なら、もう名は決まってる……「Sherlock(シャーロック)」…面倒なので今回はその愛称「Sherly(シャーリー)」と名付けました。
(原作にはなく、カンバーバッチ演じる現代版とガイリッチーの映画にちょっと出てくるだけですが)

名前通り(?)聡明で傲慢でチャーミング。
4メートル上の吹き抜け窓から何度も落こってきて怪我してる野生少女ニコールと比べると…かなり良識がある子(笑)で。

ニコともすぐ仲良くなり、ベッタリ。
ベンガルがまた二匹。家の中に新しい風が吹いてきた、と思った一週間後…
お腹を下してしまったのでギン&カチからお世話になってる動物病院へ。
発熱があるのが気になり、ちょっと不安はあったんですが…。

それは的中してしまいました。マイキーと同じ「FIP」という診断結果。
7ヶ月で逝ったマイキーよりもっと早い、生後3ヶ月での宣告。
翌日から腹水も溜まりはじめてしまいました。

ブリーダーさんは「引き取る」と言って下さいましたが、一度うちの子になった「シャーリー」は僕らで看取らなきゃいけない。
でも、こんなことって…。正直本当に辛い。参りました。
けど、これは家族になった約束だ。


一緒に暮らしたのは僅か18日。
短かったけど、賑やかで楽しい毎日だった。

家には猫の遺骨が4つになっちゃった。
僕は無宗教を貫きいつか猫たちと同じ墓に入るつもりです。いつか、猫天国だ。
シャリ助、先に行って遊んでて。


それにしてもニコが寂しそうだよ。

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July 26, 2015

「漫画家、映画を語る。」

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フィルムアート社さんから絶賛発売中の「漫画家、映画を語る。」

カバー絵を描かせてもらっています。

何冊目かな?
島田一志さんの本といえば、浅田弘幸の表紙絵なんですよ。
とても意気に感じております。
お互いいい歳になりましたが、いつまでもこんな関係でいられたらいいなと思うんです。

子が生まれてからのこの近年、映画といえば「きかんしゃトーマス」「しまじろう」。あと「カーズ2」(1は見ない)とかばっかり……狂ったように見ている(見させられている)自分ですが、
半端ない方々に混じって、インタビューにも参加させて頂いています。


「漫画家、映画を語る。」島田一志/編著
インタビュー/松本零士、上條淳士、楠本まき、浅田弘幸、五十嵐大介、松本次郎、武富健治、山本美希、諫山創

漫画家の目から見て、いったい映画のどこがおもしろいのか?
漫画家は作品体験を、自分の漫画にどのように生かしているのか?
漫画は映画になろうとしたのか、そうではないのか?
そして、漫画と映画の未来とは?


フィルムアート社 http://filmart.co.jp



そして8月5日(水)・・・・


『漫画家、映画を語る。』発売記念 浅田弘幸先生×大林宣彦監督トークイベント
http://filmart.co.jp/news/150805_manga_eiga_event/

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うそでしょ〜……

僕が愛し尊敬してやまない大林宣彦監督と……


イベントの事を考えると、心が何処かに飛んでいってしまって仕事にならないので、日々考えないようにして目の前の原稿に向かっています。


しかし……引っ込み思案な漫画家を人柱に大監督を担ぎ出すとは……フィルムアート社、なんというブラック企業なのだろう。
(一生の思い出にします)


生身の身体ではロクに表現も出来ないこの漫画家は、当日「うんうん」と頷きながら涙ぐんでいるだけだと思うけど(笑)
監督のお話は映画と同じ様に、本当にどの瞬間も暖かく優しく大切で、心に響くことでしょう。


皆さん是非、いらして下さい。



紀伊國屋書店 新宿本店『漫画家、映画を語る。』発売記念
浅田弘幸先生×大林宣彦監督トークイベント
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20150711100131.html



July 21, 2015

Mycroft(マイキー)

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家族が増えました」…と書いてから半年も経たないうちにこんな報告は心苦しいのですが…


ホームズの兄の名をもらった、マイクロフト(愛称マイキー)が永眠しました。

5月に去勢手術をしようと連れて行った動物病院。
事前の血液検査でFIP(猫伝染性腹膜炎)と診断されます。この時は症状も一切現れておらず、本当に元気爆発だったので、まさかと思ったけど。

「FIP」とは、多くの猫が持っているといわれるコロナウィルスが体内で突然変異し、血管に炎症を起こし多臓器に及び様々な疾患を引き起こす「猫の不治の病」と言われる病気です。

現段階ではまだ対処療法しかなく、薬も「根拠はないが効果がある、とされている」という言い方。
それでも少しでも良い時間を過ごせるようにと週に数回、免疫力を上げるというインターフェロンの注射に通いましたが、病状は少しづつ進行し、7月に入ってからは食べる事もままならなくなりました。

マイキーは気弱でおっとりした頭のいい子だったけれど、こんなに早く看病させて、挙げ句看取らせるなんて、とんだ親不孝息子だ。

家族全員で見送りました。「頑張らなくていいから」と言い聞かせて。
生まれてまだ七ヶ月。まだまだ子供じゃないか。もっともっと、色んな経験をさせてあげたかったな。

ネットで調べると、FIPと戦っている猫と飼い主さんが本当に多いんですね。
1日も早くこの病気の研究が進み…、特効薬が生まれることを切に願います。



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アホ三兄弟が、アホ一人と一匹になってしまったよ。




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マイキーありがとう。さようなら。
ギンとカチと仲良く頼むよ。




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